気づけば2020年ももう終わり。今年も年末がやってきます。
12月の募集テーマは、『クリスマスの過ごし方』について〜
寄稿者それぞれのクリスマスの計画・エピソードをシェアしてました🎄
今年は人混みに行くのをちょっと我慢して、お家でゆっくり過ごしたいですね。
社会に煽られるクリスマスは無視でOK。自分にとってのハッピーな一日を過ごせますように!

目に見えぬサンタさん
街では、クリスマスの音楽が流れ始めている。まだ11月だというのに!そんなことを思いながらも、うきうきしている自分もいる。
クリスマスといえば、小さい頃、サンタさんにと置いておいたグラスに入った赤ワインが、半分減っていたこと、筆記体の英語で手紙が届いていたこと、寒い朝、どきどきしながら階段を降りて、リビングに置いてある包みを発見したこと。どれもこれも、今思い出しても胸が躍る。
サンタさんとばいばいして、何年経っただろうか。いや、実はばいばいなんてしていない。そもそも会ったことないし。会えない人ほど近く感じる。本当にそんな気がしてる。その存在が心に残していってくれたキラキラしたものは、ふとした瞬間、例えば綺麗な空を見たときとか、道端に生えた可愛らしい草花を見つけたときとか、窓を開けたらとてつもなくいい香りがしたときに、輝きを取り戻して、私にその存在を思い出させる。
だからね、目に見えなくても、会えなかったとしても、大丈夫なんだよ、本当のところは。
街を歩けば、そこかしこにサンタさんの人形やら飾りやら見つけることができる。でもそれって、本当にサンタさんかな?あなたの中のサンタさんはどんなサンタさんですか?
(無題)
毎年家族で過ごすクリスマス。
とくに家族で何かするわけでもなくチキン食べたいねーコストコ行くー?みたいなノリ。
今年はどうなるかよくわからないけど、多分ぼーっとして、同じように過ごすと思う。
あとは一人でマライアキャリーをきく!それくらい…。
大切な人っていないけど、いつかそう思える人とぼんやり(結局)過ごせたらいいかなーって思う!
家族といるのが飽きたとかじゃなくて、最小人数でごろごろしたい…!という思いです。
私は私、と思いつつ みんなのキラキラした日常が流れてきてヴッとなる時もあるからクリスマスもそうなるかもしれないけど、美味しいもの食べてダラダラできたらまあなんでもいいよね!
おやすみなさい!
🎁マシュマロからの匿名寄稿
Untitled.

クリスマスって、何かよくわからない。それっぽいことをするなら、実を言うとユニバのジュラシックパーク近くに売ってるターキーレッグが食べたいけど、実現は難しいし。何をすればいいんだろう。
でも、この際なんでもいいな。よくわからないけど、よくわからないまま、
”クリスマスだから” このエクスキューズを使い倒して、
何でも許される気がする。
あの頃、今年こそは”サンタさん”来るかも?と健気に手紙を書き続けた。みんなには来るらしい、いつも私だけにこない。期待を裏切られることにも疲れる。ある歳を境にやめた、幼き日の苦い思い出。大人になって、気づいたら恋人同士のためのイベントになっていた。
全くよくわからない。このイベントは、一体、何?
街中の浮ついた空気やキラキラしたもの、赤くて可愛い装飾は好きだ。無機質なオフィスビル群にも秘められていた情熱が垣間見え、視界が色鮮やかになる。
きっと皆、人生にスパイスが足りてないんだろう。
落胆と失望の混じったあの頃。でも、今は自分でこの日を彩ることができる。
クリスマスケーキガチ勢
自分はクリスマスに特別何かをするようなタイプではないのだが、ここ数年、クリスマスケーキだけは熱心に選ぶようにしている。普段は食べられない有名パティスリーのケーキを、1年に1度だけ買いに行くことが本当に楽しみ!
事の始まりは、5年前のクリスマスにたまたま食べた、イル・プルー・シュル・ラ・セーヌという代官山にあるパティスリーのケーキ。

このお店のパティシエの弓田さんという方は、フランス菓子界の(巨匠を超えて)巨星と呼ばれるような存在なのだが、たまたまインタビューで見かけた
私のお菓子を食べて感じる「感動」とは、
本来はお菓子には必要のない精神的な緊張ではないかと考えるようになってきました。
公式webサイトより
という一文に惹かれ、「精神的な緊張とは…?」と興味本位でお店に足を運んだことがきっかけ。(公式サイトの文章▶︎もすごい)
そしていざ食べてみると…。今までの人生で食べてきたケーキと、味が全く違う…!生地がふっくらと柔らかく、様々な香りが一気に駆け抜ける…。誇張なしで衝撃的な食経験となったのでした。
そのケーキ体験がきっかけとなり、自分の中ではすっかりクリスマス=ケーキの日という認識になっている。抜群に美味しいケーキを大切な人と食べて、1年間頑張ったね、って労う日。
ちなみに今年は表参道のロータスのケーキを予約しました。楽しみだな〜。

とりあえずSweet
「CAROL」という映画に出会ってから、私のクリスマスは変わった。
この映画と共にクリスマスを過ごせば、それだけで私のクリスマスは甘くなる。
そう、とりあえずSweetにいっとこうみたいな気持ちは、正直、ある。笑
だからここ数年はクリスマスと言えば、家でケーキを食べることと、CAROLを観ることを主に楽しんでいる。
誰かと過ごしたり、ひとりで過ごしたり。
仕事がサービス業のことが多かったから、クリスマスは働いて疲れる印象が強まっているし、静かに過ごしたい。
できればUSJのツリーが私の家にちょっと顔出して欲しい。(なんでそんな大胆な発言できるの?)(Queenだからだよ…。)
ちなみに昨年は夜遅くまで仕事をして、家に帰ってからセブンイレブンのケーキを食べた。お母さんが買ってくれていて。ありがとうございます。
ケーキには小さなお花を添えて、お気に入りのzineを眺めながら食べれば、特別になる。

はぁ…はる奈さんの作品は、いつみても、ため息が出るほど美しい…。永遠の憧れ。
今年のドレスコードは、リボンにしようかな。
もちろん、昨年も今年もCAROLを観る。
考えていたら、なんとなく楽しくなってきたかもしれない。
自分次第でどんなものも特別にできると解っていたら、クリスマスは割とSweet。
誰かと心が通う日
クリスマスというと、必ずと言っていいほど思い出す記憶がある。
大学一年生の時、24日の夜にチャリでTSUTAYAまで行く途中、ライトを付けていないため、警察の人に注意されたことだ。
大学一年生というと、新しい環境で新しい友人たちと出会いそして思い出を作っていく大切な時期である。(世間一般では)だが、私の周りの友人たちは帰省・家族とクリスマスパーティ・サークルと、各々が描くクリスマスを謳歌し、構築していた。
ただそこに、私はいなかっただけだ。
しかし勘違いしてもらいたくない。決して寂しくなかったのである。逆に、自分だけの自分のためのクリスマスが迎えられる!とワクワクさえしていた。だからこそ、24日の夜遅くに寒さに震えながらも全速力でチャリを漕げたのだ。
あの時は深夜という非日常の背徳感、しかもクリスマスというビッグイベントなのに、誰ともいないで自分だけのために映画を借りに行く私にハイになっていた。
ただ、無灯火はだめだった。警察の方に注意されながらもクリスマスなのにこのお巡りさんもお仕事なのか…私も実はクリスマスなのに、1人で映画観ちゃうんだよ!!と謎に仲間意識を芽生えさせていた。
(ちなみにこれはのちに向かったTSUTAYAの店員さんにも感じていた。)
でも、このクリスマスは決して寂しい思い出なんかじゃないと声を大にして言える。
だって私は、知らない誰かと心が通う感覚というものがとてもとても、好きで愛おしいとさえ思うのだと気づけた大切な思い出なのだから。
大勢の人と騒ぐだけがクリスマスなんじゃない。正解なんてひとつもない。
それぞれが思い描くクリスマスを過ごしていこう。
🎁マシュマロからの匿名寄稿
あたいの家のクリスマス
あたいの家のクリスマスは毎年自然な流れで家族で過ごす感じです。 クリスマス直前になるとクリスマスツリーの下にどんどんラッピングされた箱や紙袋が置かれていって、目の前を通るたびにニヤつきます笑
ツリーの装飾をする際にテーマを決めてオーナメントの色を決めるのも好きです。
猫がツリーを何故かカミカミ食べようとするのと オーナメント盗みをしてどこかへ運ぶのも毎年の微笑ましい光景となっております。ぬはは
毎年クリスマスになると「今年もう終わっちゃうのか、、、」という焦る気持ちと 「クリスマスだああああぁぁひゃっほおおおおおおおおおおぉぉぉ」という気持ちが 混在しますね。 皆さんのクリスマスも気になります。 投稿してみました。
🎁マシュマロからの匿名寄稿
遅く起きた朝には…
クリスマスの日は、ゆっくり起きて、だらだらしてたら何だかんだお昼くらいになってて、気分だけでもクリスマスを感じたいからホームアローン 1&2を見る。
近所の教会では夜になるとクリスマスマーケットが開催されてるので覗きに行く。
カード、ステッカー、メダイなどが並べられててみんなが歌ってる、その空間にいるだけで楽しい。
毎年母は大きなチキンを焼く。
食器もいつも使ってないような綺麗な装飾がついたものを並べていて、1年で1番特別感のある夕食だと思う。実はチキンじゃなくて腹に詰めてあるもち米が一番好きだったりする。クリスマスが終わった後も残ったお肉とご飯を混ぜたものを食べ続ける。
自分の中では、クリスマスは当日までの期間に世界中の雰囲気が変わって気分がワクワクすることも含める。ホリデーシーズンっていうのかな?
今年はNetflixで新しく配信されたJingle Jangleを見たい。公開未定だけど、クリステンスチュワート主演のHappiest Seasonも見たい。
sara
Twitter @arumaras

クリスマスの過ごし方
「サンタさんのこといつまで信じてた?」クリスマスが近づくと友達とよく話していた。わたしはずっと信じていなかった。なんて言えないので、毎回適当に答える。
昔から、夢のあることはあまり信じない、現実主義。サンタへの手紙も一度も書いたことがない。
大学1年生のとき、好きな人がディズニーのクリスマスツリーの写真を送ってくれたときからそれをみにいくことが夢になった。ディズニーがすきという、でも現実主義だともいう、そんな人がずっとすき。
クリスマスになると毎回、その写真を見返して過ごす。叶わなかった夢に乾杯。
🎁マシュマロからの匿名寄稿
数年後もきっと
クリスマスが好きだ。
綺麗なイルミネーション、ケーキやご馳走、家族、パートナー、プレゼント、冬の澄んだ空と白い息、音楽、映画
ぜんぶ綺麗で美しくて
大好きだけど少しだけ悲しい
悲しい記憶が蘇ってくる感覚
もっと昔の子供の自分
沈んで沈んで溢れて溢れて
悲しくて悲しい
今の私にはクリスマスにいい思い出もないし悪い思い出もないけど
いつか大好きで大切な存在が自分にもできるのだろうか
一緒にクリスマスを過ごせたらきっと幸せだと思う
その記憶が、クリスマスが近づく度に暖かくてくすぐったくて優しさに包み込まれるような、そんな気持ちにしてくれるだろう
🎁マシュマロからの匿名寄稿
クリスマス

このお題を聞いた次の日、軽く降った雨にちょっと雪が混じっていた。
ホワイト・クリスマスってよく聞くけれど、よくよく考えてみれば、雪が降っても降らなくてもクリスマスに起こることはそんなに変わらないと思う。
そういえば、去年のクリスマス、当日の突発的なノリで、クリスマス・ミサに行くことを思い付き、 友達と2人で教会に行った。
話の流れは確か「クリスマスだからって特別な予定もないよな、
教会でも行っちゃう?」みたいな軽ノリだった。
二人とも特に信仰する宗教はない。大それた目的もない。
教会のミサも、この時初めてだった。
讃美歌を歌い、オルガンやサックスの音を楽しむ。あとは「ティーパーティーがあります」っていうのにも惹かれた。
表参道を彩るショップやイルミネーションを通り抜けて教会に向かう。
寒さにダージリンの香りが混じるっているような気がする街。気分はフランク・シナトラ。(この感覚伝わる?)
教会について席に就き、ミサが始まる。
神父さんのお話を聞きながら、突然来る「アーメン」のタイミングに備えていたことを覚えている。
教会の神父さんの話は、初めてだったのにも関わらず、聞く前から内容をすべて知っていた。それは新約聖書のキリストの降誕のお話。
僕の通っていた保育園では、最終学年の時にこのお話を劇にするのが伝統だったのだ。まさかミサに行って全く忘れていた保育園の記憶が蘇るなんて思ってもいなかった。
ミサが終わって、保育園のことを友達に話していると「お前はもっとクリスマスに歩いているカップルとかにツッコミまくるのかと思ってた」と言われ、笑われた。
その後、帰り際にもらった2つの花を、帰り際に寄った会社で1つは聖書と共に飾り、もう1つはたまたま会社にいた同僚の女の子にあげた。
オチも何もない去年のクリスマスの話。
きっと雪が降っても何も変わらなかったと思う。
さいごに

前回の〈ひとつの青春の終わり〉記事に続く、寄稿企画第二弾。
それぞれの自由な12月25日の過ごし方。読むと、待ち遠しくなってくる。
集まってくれた皆さん、本当にありがとうございました!
1月のテーマもまたTwitterで告知させていただきます〜
飾らない、とらわれないあなたの文章を、編集部一同お待ちしております。