留学時代の記録を通して中国の空気感を伝えるシリーズ、2017~18年の頃の話〜だドン。

▼過去記事

上海回想録 1  松江大学城やキャンパス、寮のドタバタ

上海回想録 2  キャンパスの食堂、ギター男との交流


思い返せば、寮に到着した当日からカオスだったな

初日の洗礼

留学生活開始初日。ルームメイトのHeniと彼女のデート相手のエルヴィス(1話参照)に「パーティだよ!」と誘われ、よくわからないままタクシーに乗り込み松江新城の方へ向かう。到着先は、誰かの弟夫婦宅。マンションに入ると、すでに沢山の人が来ていて、私とHeni以外はみんな白人orアフリカ系、アジア人は私一人だった。

「お前誰?」とツッコまれてもおかしくない状況だが、誰もそんなの気にしない。(国際交流あるある)気付いたらたくさんの料理が運ばれてくる。どうやら、引越し祝いだったみたい。←状況もわかってない

ツッコミどっころの多い写真。

ストリートファイターをやる。「日本人だから上手そう!」と言われ、私全然やったこと無いしゲーム苦手なのにちゃっかり相手をボコボコにしてしまい、彼の日本人に対するステレオタイプを強化してしまうの巻。竹に入ったお酒(写真真ん中)を飲んだりした。味は覚えてない。

運ばれてきた魚料理

写真は魚の料理だが、次々出てくる料理の中で、彼らアフリカの郷土料理であるワーム(いも虫)の料理にも初挑戦した!かなり抵抗あったけど、気持ち悪がるのは文化を侮辱しているように思えたし、you can try😚と親切に促されて、こんな見ず知らずの人間に料理を準備してくれたのに断り続けるのもダサいぞ、と思い1つ食べた。気合で。精神的にきついだけで、変な味がしたとかそういう記憶はない。多分、特にクセはなかったと思う。ただ、精神的、習慣的な問題。

それで音楽を聴いたりお酒を飲んだりして楽しい夜を過ごした。留学初日から強烈だったが、良いスタートダッシュ!

人種のるつぼクラスメイト

授業が始まって、関わる人が一気に増えた。

語学クラスは、外国人の本科生留学生たちと一緒に受けていた。彼らは今年から一年生で、これから四年間この大学で専攻分野を学ぶ。多国籍で個性豊かで面白いメンバーばっかりだった。モンゴル・カザフスタン・キルギスタン・ロシア・ラオス・太平洋にあるどれかの島・アメリカ・コロンビア・コンゴ・韓国からの生徒がいた。あと日本人(私)。

単語ゲームの時

先生はロシア語専攻だったからかやたらと生徒とロシア語を話したがるし(中国はロシア語を学ぶ・話せる人が多い!)、ロシアンスピーカーの生徒(カザフスタン・キルギスタンなど中央アジアの旧ソ連圏の人々)はロシア語でやりとりするから、授業中かなりの頻度でロシア語が飛び交ってた。最初はセクシーでミステリアスな響きのロシアンにひたすらときめいたけどあまりに回数が増えてきて、非ロシア語圏のメンバー同士で顔見合わせて(またロシア語か‥はぁ)ってウンザリするパターンが多かった。笑

今となっては、それすら恋しい。

クラスメイトの中には、16歳?で飛び級してこの大学に来た天才ロシアンボーイもいた。過去にイギリス留学経験もありロシア人なのに英語が流暢(他のロシア人は英語がかなり苦手だったイメージ)、まだ中国に来てまもないのに中国語もすごくうまかった。モンゴルの女の子は過去に日本に留学してたから日本語がネイティブのように上手でびっくりしたし、コンゴ出身の子はフランス語・コンゴの言葉・英語を当然のように使いこなしていて、マルチリンガルが当たり前な環境。言語の世界ってほんとうに上を見れば見るほどキリがないし、何ヶ国語も操って当然の環境で鍛えられた人も世界にはた〜〜〜くさんいるから、自分が楽しんで習得する!これに尽きると思った。

愛は唐突に

ある日、Heniの誘いでクラブへ行った。上海に来て初のクラブ。現地集合で現地までは一人だったから慣れない場所で、それも緊張した記憶。

最初はPerry’sで飲んだ(上海留学者御用達のバー)。そこでHeniのデート相手・エルヴィスの従兄弟を紹介される。同じコンゴ出身の人で、普通に挨拶。で、会話したり踊ったり。2軒目のクラブに移動途中、彼が道端に売られてる薔薇をくれた。

背景の肉串、中国みがある

中国では深夜になるとクラブ街付近に商魂たくましいおばちゃんが現れ、女性を口説こうとする男たちのためにバラを売るのがよくある光景。(需要と供給がしっかりマッチしていてすごい)

夜遊び中に小腹がすいたら焼串も食べられるヨ

そのあと、HollywoodっていうHiphopのクラブへ移動。

懐かしいこのスタンプ
ほぼ欧米人。アジア人はいつも1%くらいしかいない

朝まで踊り散らかした後、また別のラテン系のバーへ移動。Heniはアフリカ系の人ばっかりとよくつるみ(多分アフリカ系フェチ)、選ぶクラブもそういう箱ばかりで本当にどこに行ってもアジア人は私しか居なくて、中国でもないどこかに来た気分になれた。笑 

朝になり、よくわからない状況。

AM4:00の渋谷などでもよくある光景ね

私はとりあえず寮に戻ろうと始発電車に乗り込んだが、例の彼、エルビスの従兄弟もついてきた。同じ方向だという。アジア人とアフリカ系の男女の組み合わせはすごく目を引くのか、いくら他人に興味のない中国ですら電車で強烈な視線を浴びた記憶がある(郊外に向かう9号線だったからかも)。電車では彼の元カノ?元妻?(どっちか忘れた)の話をひたすら聞いたり、うんたらかんたら。うん、忘れた。

そこで寮に着いた時、「君に伝えなければいけないことがある…」と深刻そうに言われ、「3 Words, 8 Letters, この愛をキミに捧げる, I love you」みたいなセリフを述べられ(え、ええ〜〜〜〜?!)てなった。そのセリフ、gossip girlでチャックがブレアに伝えるシーンだけの世界線だと思ってたわ。この頃は私も国際経験・恋愛経験少なく、これどういう流れ?!?まだ会って数時間だが??と脳内処理追いつかない。まぁ、海外だとたまにあるよねこういうの。彼が言うには、以前エルヴィスとビデオ通話をした時に私も画面に映っていて、軽く挨拶をした時に好感を持ったとのこと(←そんなシーン何も記憶にない)。ただ、彼は私のタイプじゃないのと付き合う未来が全く見えなかったので「彼氏がいる」とかなんとか言って(いないけど)断った記憶。部屋に押しかけてこようとしたのも追い払った。(だから寮まで着いてきたのか…と思うと恐ろしい)海外のスピード感あるスタイルを体感。これも洗礼。

思わぬ縁

同じ寮内に住む、別大学に通う韓国人のお兄さんと知り合った。日本のアニメが好きで、独学で日本語がかなり話せ(アニメで勉強したからめっちゃアニメ日本語)、中・英もできるマルチリンガル。

社交的な人で、自分の友だちを集めてご飯を食べるのが好きな人だった。(←中・韓国人あるある)ある日、「君と同い年の女の子がいるから一緒に火鍋食べよう!」と言われて松江にある辣府という火鍋屋へ。

お兄さんが胸ポケに入れて持ってきた朝鮮人参の酒!
コンベ〜〜

そこでソヨンと知り合った。

ソヨンは韓国人の女の子で、幼少期は釜山の近くの地方都市で生まれ育ち、高校生くらいから親の転勤の都合で上海に来て生活。この大学にも正規留学生として入学し、完全に中国生活に慣れた貫禄があった。見るからに気が強そうで、当初私にまったく興味なさげ、愛想もなく、(私のことキライなんかな?)と思っていた。でも火鍋を食べ終えてエレベーターを待っている時、彼女のウズベキスタン人の彼氏の話を聞いたり、クラブに行きたいね〜なんて話をしてると意気投合、別れ際にはすっかり「サヤカ、また遊ぼ〜!」と信頼を得ることに成功してた。ソヨンとはこんなひょんなことで知り合ったけど、これから1年間上海で過ごす中でどんなときも一緒に居たし、1番濃い時間を過ごせた親友&悪友となる。釜山方面出身の上海育ちとかいう屈強な精神しか培われないであろう環境で鍛えられた彼女からは学ぶべき姿勢がたくさんあったな。日本では絶対得られない、言語化できない数々。こういうところに縁は落ちているから人生って不思議だ。

こんな出来事が1ヶ月というスパンで起きて、刺激中毒者の私にとっては快感の日々だった〜〜。


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